海外の不動産を取得するといっても、どこの国でも日本人が自由に購入できるという訳ではありません。その点アメリカはドルの安定性も高く、海外不動産の購入先としては最適な国と言えます。特にハワイ州は、距離的にも日本から近いリゾート地であり、その温暖な気候や日本に近い文化的側面を持つことから、日本人には大変馴染みやすく住みやすい場所です。さらにハワイは、世界中でも屈指のリゾート地であるということだけでなく、自然環境の保全のためそして土地の89%が州や米軍の公用地であるため、土地の開発や利用がかなり制限されており、資産価値の上昇が見込まれる場所でもあります。また、アメリカの永住権を持たない外国人でも、アメリカ人と同様に不動産購入ができますので、これも多くの日本人にハワイの不動産が人気である理由の一つと言えるでしょう。
1. 目的に合った物件を見つける
ハワイ全島の不動産の売り物件は、“MLS”という物件売買のデータベースに集結されております。このデータベースはどの不動産会社からでもアクセス可能なため、どこの会社を通じても同じ情報を得ることができます。
このため、ご購入者はまず信頼できる不動産エージェントを選び、希望する地域、広さ、価格、目的用途などの条件に合った物件データを検索してもらいます。その中で興味のある物件があれば、エージェントに詳細を聞き、見学の予約や案内をしてもらいましょう。(売り物件にテナントが住んでいる場合は、見学の2~3日前に通知する必要があります。)見学後その物件が気に入った場合は、過去6ヶ月間の売買データを出してもらうなどエージェントと相談しながら、購入の希望金額を決めていきます。
2. オファー(購入の申し込み)を入れる
物件が気に入り購入の希望金額を決めたら、購入希望契約書(Purchase Contract)に希望購入価格、希望登記日、条件等の必要事項を書き入れて、売り手にオファーを入れます。ハワイで物件をご覧になり、日本、本土等に戻られていて、ホノルルに居なくても電子サインなどで可能です。同時に、手付金として頭金の一部をエスクロー宛に入金します(契約不成立の場合は返金されます)。売り手が一度目のオファーを受理しなかった場合は、条件、価格等を変更してカウンターオファーを提出します。こうして売り手と買い手の間を何度か行ったり来たりしながら、オファーが受理されるまで交渉を続けます。交渉は売り手と買い手が直接行わず、お互いの不動産エージェントが窓口となって進めていきます。
3. エスクロー開始
オファーが売り手に受理されると、その契約書と手付金をもとにエスクローの信託預金口座が開かれます。以後この口座に追加金や残金を振り込むことになります。エスクローとは、売り手と買い手の中立となる立場の機関のことで、安心して不動産売買の進行役を任せられる民間の会社です。エスクローは、司法書士・信託銀行・公証人等の役割を果たしながら、法律手続き、支払い、登記までを代行します。これらの手続きの過程で、売り手、買い手のそれぞれが書類の確認、署名をしながら、権利移転と同時に登記となります。この間、買い手はプロによる物件の検査やシロアリの検査等を行う必要があります。
4. 登記書類とサイン
ハワイでは登記日の4~5日前までに、売り手、買い手共に登記書類一式にサインをしておく必要があります。買い手は、エスクローの口座に残金の入金を済ませておくことも必要です。買い手が日本在住で、登記書類のサインを日本で行う場合は、登記書類がすべて整った時点でエスクローが日本に郵送しますので、受取り次第必要書類にサインをし、再度エスクローに返送します。
その後、エスクローがサイン済みの書類一式を登記所に持参又は、電子送信し、2~3日後に登記が完了します。 日本の登記と異なり、皆が顔を揃えて一度に司法書士の前でサインやお金のやり取りなどは、致しません。
登記完了後、売り手側は買い手側のエージェントに物件の鍵等を引き渡します。
ハワイ州では、購入者に不動産取得税は課せられません。また住宅購入に際しては、不動産エージェントへの手数料はすべて売り手が負担し、買い手は負担する必要がありません。ご購入の名義は、単独でも複数でも可能です。税務・法律に関しましては、後々の売却、相続、税金等にも関係してきますので、専門家にご相談されることをおすすめします。当社では、現地の日本語が話せる税理士や弁護士等のご紹介も承っております。 ご購入後のコンド管理費、固定資産税、光熱費、保険料金等のお支払いも現地銀行の口座を開設しての支払にすることも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。また、ご購入後の物件管理・レンタルに関しましてもご相談を承ります。どうぞ安心して当社にお任せください。 姉妹会社の賃貸管理専門社 ハワイアン ドリーム バケーションズ 社で日本語のエージェントがお世話させて頂きます。
ご購入後のコンド管理費、固定資産税、光熱費等のお支払いも、日本語で取引ができる現地銀行の口座を開設して自動支払にすることも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください